柔道整復師の身体にとって大事な話

専門家として身体や運動の話を中心に色々書いていきたいと思います。

気持ち良く、飛ぶように走る方法

以前荷物をもってうまく走るトレーニングのやり方を書きました。

それに付随してというか、よりシンプルに何も持たない通常時の走り方についても書いておこうと思います。

 

 

柔道整復師としては走り方はあまり関係ないのかもしれませんが、正しい身体の動かし方を知っておくと、脚は早くなるし楽に走れるし怪我はしづらいしといいこと尽くめです❗️

 

イメージとしてはイチローさんのようにしなやかに速く走る方法です。

チーターなどの野生動物のように躍動感をもって走れるようになります。

 

 

少し変わっているかもしれませんがベースは初動負荷理論の小山裕史先生の走り方です。

イチローさんにも指導してたので根本的に近いものだと思います。

 

 

考え方としては走るような移動の動作では特にスタート時に重心移動を利用して加速します。加速がスムーズに行けばそのスピードを維持してさらにスピードを伸ばして行くのはやりやすいです。

 

 

やり方です。

全力疾走に近くなるのでやる前に体操して最低10分は軽くランニングして身体が温まって動き易くなってから試して下さい。

 

 

1.まず身体を楽にして力を抜いて普通に立ちます。

 

2.片足に重心を乗せてもう一方の足はそれを支える程度に地面に着いておきます。左右はやり易い方の足の配置で大丈夫です。

 

3.そのまま身体を前にゆっくり傾けます。その際上半身だけ傾けるのではなく全身が倒れるように前に傾けます。

そうすると重心の乗っていない方の足が自然と前に出ると思います。

転ばないようにする人間の反射です。

 

4.そのまま前傾姿勢を保っていると次々と前に足が出ていくと思います。

ただ最初は慣れていないので簡単には足は出てこないかもしれません。

そういうときはゆっくり前に傾斜して足が次々と出てくるまで練習します。

股関節が固いと出づらいのでジャンプしたり何も気にせず少しランニングしたりして動き易くしていくといいです。

注意点としてはいきなり前傾姿勢が行き過ぎると転倒するので傾斜は足が少し出るくらいの浅めから試して下さい。人によって違うので正確に何度とは言いづらいのですが危ない人は30度くらいで足が前にでるか試してみてください。

慣れてきたらもっと前傾になってよいです。

 

5.次々と足が前に出るようになったらそのままトップスピードに乗るまで前傾姿勢を続けます。感覚的にですがスピードに乗ってきたと思ったら身体を立てていきます。その後は無駄な力を抜いて手足をスムーズに動かしていきます。これも最初は難しいかもしれません。

イメージとしては手足の末端の力は抜いて太腿や肩など対幹部に近い部分を使う感じです。

スピードに乗っていれば力は少し抜いた方が走りやすいです。

80%くらいの力感ですね。

 

 

以上のことができるとしなやかに速く飛ぶように走ることができます。

最初は難しいのですができるようになると、これだっ❗️と分かると思います。

ぜひぜひトライしてみて下さい。

くれぐれも試す前にウォーミングアップで最低10分くらいは軽く走って身体を温めてからやってみてください。

私自身はからだが温まって動き易くなるまで20分は軽くランニングします。

 

 

ちょっと長くなってしまいましたがこんな感じです。

ちなみに自分は応用的なのですが軽く走りながら前傾姿勢を深くしていき加速し、トップスピードに乗る方法で走ることが多いです。

慣れてきたらそういう形も試してみて、やり易いようにしてみると良いと思います。