そもそもゾーンとは一体何なのか
前回ゾーンの説明で以下のように書きました。
ゾーンとはスポーツ選手などでいつも以上に集中できていい動きができる状態のことですね。簡単にいうとめちゃくちゃ調子よくてなんでもできてしまうような状態です(心理的にも万能感があったりします)。
ゾーンを見たり体験したりして書いた説明です。
身体の状態としては一体どうなっているのか。
これは私の仮説なのですが以下のような仕組みだと考えています。
動作によって人間の身体には主動筋と拮抗筋があります。
例えば肘を屈曲するときの主動筋は上腕二頭筋、拮抗筋は上腕三頭筋です。
要は上腕の内側と外側の筋肉ですね。
肘を屈曲させるには上腕二頭筋を縮めて、上腕三頭筋を伸ばす必要があります。
肘を伸展させるには反対の動きとなります。
スポーツやってるときはそんなシンプルな動きはあまりなく肘を曲げたり伸ばしたり色んな身体の部分を様々な強さで曲げたり伸ばしたりしています。
この際に高度に主動筋と拮抗筋が入れ替わり動いています。
その入れ替わりがそのスポーツや動作に絶妙に合った状態で行えることがゾーンに入っているということなのではないでしょうか。
早すぎても遅すぎても強すぎても弱すぎてもいけない。
そうなることによって自分で考えて身体を動かすより勝手に身体が動く感覚となり、力みがなくなり自由な融通無碍な身体と精神の状態になるのかと。
いかがでしょうか。
他にもっと研究している人もいるかもしれませんが私の結論は以上となります。
総じてやはりゾーンに入るって幸せなことなんでしょうね。
ゾーンへの入り方
お久しぶりです。
実に2年以上ぶりにブログ更新します(^_^;)
ちょっと色々あって止まってしまいました。
自分も40代でして親や家族が色々ある年代ですね。
さて今回のお題はゾーンへの入り方!
これは興味ある人も多いのではないでしょうか。ゾーンとはスポーツ選手などでいつも以上に集中できていい動きができる状態のことですね。簡単にいうとめちゃくちゃ調子よくてなんでもできてしまうような状態ですね(心理的にも万能感があったりします)。
そんな状態に簡単に入れたら苦労しないよ、と言われそうです。スポーツやってる人は常にそれを求めてるでしょう。
仕事でも調子よいときは次々片付けていけるものです。それも一種のゾーンなのかも。
ということで前置きが長くなりましたが、ゾーンに入るやり方を説明したいです。
ずばり、80%の力でその競技を行い続けること。
非常に簡単ですがこれが一番有効です。
シンプル過ぎてバカにされそうですが、これは実体験済みです。しかも言うは易く行うは難しです。なかなかに奥深い現象なのです。
私はよくランニングでインターバルトレーニングを行います。
ダッシュとジョグを繰り返すものです。
その際ダッシュがなかなかうまく出来ないことが多いです。
それでムキになって力が入ると空回りしやすいです。
その時できる8割くらいの力でダッシュし、またジョグする。
それを繰り返していると突如身体が勝手に動き出す瞬間があります。
そうなったらしめたもの。
あとは流れに乗って無駄な力を抜いていく。
すると手足は益々加速していく。
精神的にも解放感がありとても気持ちよいです。
生きてるっ!ていう気持ち良さを全身で感じられます。
こういうことは世の中多くの人に体験してもらいたいです。
この快感を知ると物欲やら自己顕示欲やら色んな欲望が落ち着きます。心の平静が保てます。
これってとても良いことですよね。
人生に豊かさを感じられます。
興味をもった方は良かったら試して下さいね。おそらくどんな競技でも同じような方法でできるはずです。
その日ゾーンに入れなくても力まず80%の力で行うことを続けていけば必ず良い状態に突入しやすくなりますよ。
大谷翔平の心配なところ
この春のスポーツのホットニュースといえば大谷翔平の投打における大活躍ではないでしょうか?!
オープン戦とはいえ投げればマックス164キロのスピードボール、打てば打率6割(笑)にバックスクリーン越えのホームラン。
こんな選手今までの野球界では存在しなかったですよ…
しかも日本だけでなくメジャーリーグでそれができて、活躍できるなんて漫画の主人公のような選手ですわ。
これがレギュラーシーズンでも長期に渡って継続できたらまさに伝説になりますね。
それを実現するのが世界的には非力な印象のあった日本人選手というのが色んな意味で規格外です笑
もうほんと笑えてくるレベルですね。
まだ短期間だから誉めすぎ注意ですが。
これからの大谷に心配な点としては怪我が挙げられています。
ここ数年、踵、右肘、左膝と毎年のように故障してパフォーマンスを落とすということが多かったですから、当然その辺は心配されます。
大谷ってなんでこんなに怪我が多いんですかね?
投打の負担とかメジャーでの環境の変化とか色々言われてますが一体何が根本的な原因なのか。
その辺は推測でしかないですが、第三者的にみて思うのは、以前に比べて身体が大きくなりすぎているのは気になるところです。
パワーアップしてメジャー仕様になっているのでしょうが、人間の骨格や靭帯というものは20歳のころの体型を基準に作られています。
その頃と大きく体型が変わると関節など色んなところに負担が出てきます。
今後年齢が進むにつれて、私が特に心配に思うのは膝の故障です。
体重が重くなると運動時に膝にかかるストレスは何倍にもなります。
松井秀喜も膝には何度も泣かされていますし(彼も体重はかなり増えていた)、とても心配ですね。
その点イチローは身体をずっと適正サイズに維持して、筋肉を柔らかく保つトレーニングを行い大きな怪我なく現役を終えています。
大谷がパワーをつけたいのは分かるのですが、身体のバランスを保って怪我を少なくして長く活躍できることが1ファンとしての願いです。
ちなみに大谷は筋力だけでなく身体意識的にもとても優れています。
そこはまたの機会に触れていければと思います。
ではこの一年大谷翔平に注目して、いい結果でもそうでない結果でも彼を見守っていきましょう!
身体意識を発達させる
身体意識のセンターといって分かる人が人口の何%いるのでしょうか?
身体の中心を通る軸のことです。
誰にでもあるわけではなく、ある人とない人で分かれます。
あの人は一本軸が通っている、とよく言ったりするのは根本的に身体に軸の意識が形成されていることを指します。
といくら説明してもよく分からない人にとっては怪しい宗教のように感じられるのでしょうか…
でも私はこのセンターを代表とする身体意識というものがとても大切なものであると思っています。
センターがしっかり通るとそれだけで人間というのは幸せな気持ちになります。
むしろとても幸せなときというのは身体意識が高まっていることが多いです。
愛しい人と心が通じ合っているときに胸がジーンとする感じなんてまさに胸にある身体意識が高まっている証拠です。
そんな身体意識を高めるにはどうしたらよいのでしょうか。
それは色々な方法があるのですが、一番シンプルなものは運動をすることです。
身体に宿る意識なので身体を使うことで形成されやすいです。
例えばダッシュで走っているときに身体がぶれずに綺麗に走れるときは軸が通っていることが多いです。
ダンスをしていてスムーズに回転できるときも軸が通っていると思われます。
ちゃんと軸が出来ているか判別するのは難しいですが、そこは自分の感性を磨いて感じていくことでもあります。
難しいのですがとても楽しい作業です。
こんな話ができる人が増えてくると楽しいだろうと夢見るトンボでした(^_^)v
身体のケアはなるべく自分でやろう
随分久しぶりに更新します。
ほとんど自己満足のブログとなってますが、読んでくれる方がいたら嬉しいです。
私は現在40代前半なのですがこのくらいの歳になれば身体の変化を感じるものです。
私の場合はマッサージの仕事を変な体勢でやって腰を壊してしまったことがあり、そこから身体のバランスがおかしくなってしまいました。
腰を壊すと同時に腹筋にしこりのような固さが残ってしまい、身体は固くなるわ、呼吸が浅くなりよく眠れないわで散々な目にあってます笑
そのため日々筋肉を柔らかくするようなエクササイズや鍼灸などのケアを自分でやってます。
なかなか良くならならないんですがね汗。
でもそうやって老化や健康維持に自分自身で対処していくことはとても大切だと思います。
私自身はそういう専門知識をある程度もっていますが、専門家でない人でも自分の身体は自分で責任をもって管理すべきだと考えています。
他の人にとってはしょせん人の身体ですからね。しかも自分のからだの特性は自分じゃないとわからないところもありますから。
明日からもトレーニングやケアを続けていこうと決意するトンボでした~
気持ち良く、飛ぶように走る方法
以前荷物をもってうまく走るトレーニングのやり方を書きました。
それに付随してというか、よりシンプルに何も持たない通常時の走り方についても書いておこうと思います。
柔道整復師としては走り方はあまり関係ないのかもしれませんが、正しい身体の動かし方を知っておくと、脚は早くなるし楽に走れるし怪我はしづらいしといいこと尽くめです❗️
イメージとしてはイチローさんのようにしなやかに速く走る方法です。
チーターなどの野生動物のように躍動感をもって走れるようになります。
少し変わっているかもしれませんがベースは初動負荷理論の小山裕史先生の走り方です。
イチローさんにも指導してたので根本的に近いものだと思います。
考え方としては走るような移動の動作では特にスタート時に重心移動を利用して加速します。加速がスムーズに行けばそのスピードを維持してさらにスピードを伸ばして行くのはやりやすいです。
やり方です。
全力疾走に近くなるのでやる前に体操して最低10分は軽くランニングして身体が温まって動き易くなってから試して下さい。
1.まず身体を楽にして力を抜いて普通に立ちます。
2.片足に重心を乗せてもう一方の足はそれを支える程度に地面に着いておきます。左右はやり易い方の足の配置で大丈夫です。
3.そのまま身体を前にゆっくり傾けます。その際上半身だけ傾けるのではなく全身が倒れるように前に傾けます。
そうすると重心の乗っていない方の足が自然と前に出ると思います。
転ばないようにする人間の反射です。
4.そのまま前傾姿勢を保っていると次々と前に足が出ていくと思います。
ただ最初は慣れていないので簡単には足は出てこないかもしれません。
そういうときはゆっくり前に傾斜して足が次々と出てくるまで練習します。
股関節が固いと出づらいのでジャンプしたり何も気にせず少しランニングしたりして動き易くしていくといいです。
注意点としてはいきなり前傾姿勢が行き過ぎると転倒するので傾斜は足が少し出るくらいの浅めから試して下さい。人によって違うので正確に何度とは言いづらいのですが危ない人は30度くらいで足が前にでるか試してみてください。
慣れてきたらもっと前傾になってよいです。
5.次々と足が前に出るようになったらそのままトップスピードに乗るまで前傾姿勢を続けます。感覚的にですがスピードに乗ってきたと思ったら身体を立てていきます。その後は無駄な力を抜いて手足をスムーズに動かしていきます。これも最初は難しいかもしれません。
イメージとしては手足の末端の力は抜いて太腿や肩など対幹部に近い部分を使う感じです。
スピードに乗っていれば力は少し抜いた方が走りやすいです。
80%くらいの力感ですね。
以上のことができるとしなやかに速く飛ぶように走ることができます。
最初は難しいのですができるようになると、これだっ❗️と分かると思います。
ぜひぜひトライしてみて下さい。
くれぐれも試す前にウォーミングアップで最低10分くらいは軽く走って身体を温めてからやってみてください。
私自身はからだが温まって動き易くなるまで20分は軽くランニングします。
ちょっと長くなってしまいましたがこんな感じです。
ちなみに自分は応用的なのですが軽く走りながら前傾姿勢を深くしていき加速し、トップスピードに乗る方法で走ることが多いです。
慣れてきたらそういう形も試してみて、やり易いようにしてみると良いと思います。
暑い日の身体家的過ごし方
最近暑い日が続いていますね。
梅雨らしく雨が降ったりもしますが、今から夏の暑さが予想されますねぇ。
こういう暑い日が続いたときの身体家として身体によい過ごし方について書こうと思います。
これだけ暑いともちろん冷房は使います。ただ冷房の効いたところと効いてないところを行ったり来たりするからどうしても温度差で疲れがたまったり、体調を崩したりしやすいですよね。
そんなときはまず暑熱順化します。
暑さに慣れるのです。どうするかというと少し暑めのところで軽めの運動をするのです。
あくまで倒れない程度に加減しながら行って下さいね。
夏の日照りの中、30分程度ランニングするとか、あえて暑いなかでトレーニングして汗をかきます。
そうすると人間の身体というものは賢いもので暑さにだんだんと対応していくのです。
人間の身体というものは軽めのストレスを与えるとそれに対応して耐性を作るように身体の中で調整していきます。
それは筋肉の作りであったり、ホルモンの分泌であったり総合的に調整されます。
ただ強いストレスを与え過ぎると身体は反応しなくなり、長く続くと身体は壊れてしまいます。
ちょうどよいストレスを与えるというのがポイントなんですね。
この暑さの中で以前お伝えした走り方であったり、バットの素振りなりを30分程を週に2・3回行えば暑さに対応できること受け合いです笑
もちろん水分補給して、栄養バランスのとれた食事、良質な睡眠も必要ですよー。
今年の暑さも楽しんでいきましょう(^_^)v