柔道整復師の身体にとって大事な話

専門家として身体や運動の話を中心に色々書いていきたいと思います。

大谷翔平の心配なところ

この春のスポーツのホットニュースといえば大谷翔平の投打における大活躍ではないでしょうか?!

 

オープン戦とはいえ投げればマックス164キロのスピードボール、打てば打率6割(笑)にバックスクリーン越えのホームラン。

こんな選手今までの野球界では存在しなかったですよ…

 

 

しかも日本だけでなくメジャーリーグでそれができて、活躍できるなんて漫画の主人公のような選手ですわ。

これがレギュラーシーズンでも長期に渡って継続できたらまさに伝説になりますね。

それを実現するのが世界的には非力な印象のあった日本人選手というのが色んな意味で規格外です笑

 

もうほんと笑えてくるレベルですね。

まだ短期間だから誉めすぎ注意ですが。

 

 

これからの大谷に心配な点としては怪我が挙げられています。

ここ数年、踵、右肘、左膝と毎年のように故障してパフォーマンスを落とすということが多かったですから、当然その辺は心配されます。

 

大谷ってなんでこんなに怪我が多いんですかね?

投打の負担とかメジャーでの環境の変化とか色々言われてますが一体何が根本的な原因なのか。

 

その辺は推測でしかないですが、第三者的にみて思うのは、以前に比べて身体が大きくなりすぎているのは気になるところです。

パワーアップしてメジャー仕様になっているのでしょうが、人間の骨格や靭帯というものは20歳のころの体型を基準に作られています。

その頃と大きく体型が変わると関節など色んなところに負担が出てきます。

 

 

今後年齢が進むにつれて、私が特に心配に思うのは膝の故障です。

体重が重くなると運動時に膝にかかるストレスは何倍にもなります。

松井秀喜も膝には何度も泣かされていますし(彼も体重はかなり増えていた)、とても心配ですね。

 

 

その点イチローは身体をずっと適正サイズに維持して、筋肉を柔らかく保つトレーニングを行い大きな怪我なく現役を終えています。

 

大谷がパワーをつけたいのは分かるのですが、身体のバランスを保って怪我を少なくして長く活躍できることが1ファンとしての願いです。

 

ちなみに大谷は筋力だけでなく身体意識的にもとても優れています。

そこはまたの機会に触れていければと思います。

ではこの一年大谷翔平に注目して、いい結果でもそうでない結果でも彼を見守っていきましょう!