そもそもゾーンとは一体何なのか
前回ゾーンの説明で以下のように書きました。
ゾーンとはスポーツ選手などでいつも以上に集中できていい動きができる状態のことですね。簡単にいうとめちゃくちゃ調子よくてなんでもできてしまうような状態です(心理的にも万能感があったりします)。
ゾーンを見たり体験したりして書いた説明です。
身体の状態としては一体どうなっているのか。
これは私の仮説なのですが以下のような仕組みだと考えています。
動作によって人間の身体には主動筋と拮抗筋があります。
例えば肘を屈曲するときの主動筋は上腕二頭筋、拮抗筋は上腕三頭筋です。
要は上腕の内側と外側の筋肉ですね。
肘を屈曲させるには上腕二頭筋を縮めて、上腕三頭筋を伸ばす必要があります。
肘を伸展させるには反対の動きとなります。
スポーツやってるときはそんなシンプルな動きはあまりなく肘を曲げたり伸ばしたり色んな身体の部分を様々な強さで曲げたり伸ばしたりしています。
この際に高度に主動筋と拮抗筋が入れ替わり動いています。
その入れ替わりがそのスポーツや動作に絶妙に合った状態で行えることがゾーンに入っているということなのではないでしょうか。
早すぎても遅すぎても強すぎても弱すぎてもいけない。
そうなることによって自分で考えて身体を動かすより勝手に身体が動く感覚となり、力みがなくなり自由な融通無碍な身体と精神の状態になるのかと。
いかがでしょうか。
他にもっと研究している人もいるかもしれませんが私の結論は以上となります。
総じてやはりゾーンに入るって幸せなことなんでしょうね。