身体意識とは
身体意識という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
あったりなかったり、聞いたことはあるけどその意味はよくわからないという人が多いと思います。
身体意識とは何なのか、そしてなぜそんなものを話題に上げるのか…
身体意識というものを説明します。
身体意識とは身体の中における意識のことです。具体的にはセンターや丹田といったものです。野球のバッティングでいう軸の意識であり、バレエでいう身体の中心のセンターという意識のことです。
形が違うものだと昔の武士が大切にしていた下腹部の意識である丹田です。
こういった身体意識はからだ中にあり、上記以外にも様々なものがあります。
これは昔から伝わってきたものを高岡英夫という人が初めてきちんと定義したものです。
では一体なぜそんなマイナーなものを話題にするかということですが、ずばり結論から言います。身体意識は物事の本質だからです。高度な身体意識を持つことによって初めて人間として動物として、素晴らしい精神と身体機能を持つことができるのです。
つまり高度な身体技術を得たり、素晴らしい人格になるには高度な身体意識を持つことが一番の条件なのです。
例えば素晴らしい絵を描く画家がいるとします。その人はとても感動的な絵を描くことができるのですがそれは小手先のテクニックだけでは描けません。人の心を動かすような情熱やセンスといった、その人自身の内から溢れでるエネルギーが必要です。
それこそが身体意識なのです。
これはどの分野でも同じことです。
アスリートでもアーティストでもビジネスマンでも政治家でもありとあらゆる分野の人が素晴らしい活躍をするには根本的に優れた身体意識が存在しているのです。
それこそがその人のパワーでありセンスであり能力なのです。
この話はそれまでそんなことを考えたことのない人にはなかなか受け入れづらいことなのかもしれませんが事実です。
そういう視点で物事や社会、スポーツ、文化を観てみると新しい発見があると思います。
これは新しいことというより古来よりある事実なのでこういった考え方がちゃんと広まれば、日本や世界はもっと良くなるのだろうなと私は考えています。